7月11日(金)午前・午後 織畑剛太郎、伊藤真由子
日本乳癌学会学術総会発表のため午前・午後休診とさせていただきます。ご不便をおかけしますが、どうぞ宜しくお願いいたします。
〒115-0045 東京都北区赤羽2-13-3
LaLaガーデン・マツモトキヨシ薬局3F
2014年12月2日(火)Open予定
標榜科(ひょうぼうか)とは、医療機関で看板などを掲示して外部に広告できる診療科名のことです。『乳腺外科』の診療科名、探してみると、なかなか身近なところに、ないものです。以前より、外科や、産婦人科といった標榜科名は、認められていましたが、『乳腺』を病院や診療所の看板に表示することは、禁止されていました。今となっては、驚きですね。受診するかたの利便性や医療の多様化をふまえ、医療機関の標榜診療科名が見直され、2008年4月1日より、ようやく『乳腺外科』の標榜が可能となりました。これからは、乳腺の悩みは、『乳腺外科』を受診しましょう。臓器や疾患と外科もしくは内科を組み合わせるのが基本です。『乳腺クリニック』は、どうなのかと思いましたが、すでにこちらも一般的な名称として使われていますね。
不合理な組み合わせの診療科名、高齢者小児科、男性産婦人科、乳腺眼科も認められないとのことです。こんな診療科目での申請があったのでしょうか?
大学病院で、臓器別の診療科目、たとえば循環器内科ですとか消化器内科といった、今となっては聞き慣れた、担当疾患のわかりやすい臓器別臨床教室名を採用したのは、大学病院では、順天堂大学が先駆けとのことです。まさに、受診する患者さんのことを第一と考える順天堂ならではのエピソードですね。外科系の診療科目は、しばらくの間、再編を繰り返し、第一外科、第二外科といった診療科名でしたが、食道・胃外科、大腸・肛門外科、肝・胆・膵外科、乳腺・一般外科の4つの臓器別に再編されたのは、2002年のことでありました。