マンモグラフィで石灰化があると言われ不安です。

体のあらゆるところにカルシウムの沈着は生じます。特に乳腺は、乳汁を作るためのカルシウムをつくるぞうきですので、石灰化が良く認められます。マンモグラフィで探すべき石灰化は、がん細胞が壊死したときに細胞内に僅かに含まれていたカルシウム成分がそこに沈着してできる石灰化です。通常の細胞分裂速度では、この石灰化は、きれいに掃除をする細胞で除去されてしまうのですが、あまりにも速いスピードで、がん細胞の死骸ができしまうため、掃除しきれずにたまってしまいます。この、カルシウムをつくる分泌型の石灰化と、壊死による石灰化の鑑別には、多少の慣れが必要です。 僅かな石灰化でしか捉えることが出来ない早期の乳がんは、マンモグラフィでないと見つけるのが困難です。ただし、すべての乳がんに石灰化が生じるわけではありません。

石灰化

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2014年6月24日